推理・最強脚質は存在しうるか? (99/10/01更新) |
前作FFで強い脚質と言えば、追込(クイーン)と先行(ボンバー)が二大巨頭。能力を最大限に引き出した際の戦闘力は互角ながら、安定感ではマイル戦で先行、2400m戦で追込がやや有利といったところ。あとは、1200m戦に限って逃げ(スピード)も強い、というのがせいぜい。正直なところ、他の脚質で対人戦に勝つのは非常に困難でした。 さて、FF2でもこのような脚質による戦闘力の偏りはあるのでしょうか? 結論としては、「あるにはあるが、前作ほど脚質毎の基本性能差は大きくない」と言えます。先行、追込以外でも十分に勝機があります。しかし、実戦で使用する際の安定感まで考慮した場合、全くの互角とはいえないことも事実です。 まず「自在馬は辛い」のは前作同様で、セブンやピーチでレコード駆けするのは至難の技。不可能ではないようなのですが、必要条件は厳しそう。普通に乗っても前作ほど極端な着差はつかない(大体 0.3〜0.5秒以内)のですが、FF2の対人戦は非常に僅差(レコード〜0.1、2秒の間)で決着することが多く、この2頭で勝つには、非常に高い騎乗技術をこなしてかつ、展開にも恵まれねばなりません。確率的にあまり現実的な選択とは言えないでしょう。もし勝てれば痛快なんですが。 自在を除いた他の8頭については、練習次第でレコード近辺の走破は十分可能。あとは脚質毎の特性が対戦の際、相対的に有利(不利)に働くか否かが問題と言えます。ここで重要となるのが、メンバー構成等の「展開」。基本的にどの馬でも、道中は終始最内で折り合うのが理想ですが、同型のCPU馬が多いと思った通りの位置取りができず、不利を被る確率も増えます。したがって同型CPU馬の出現確率の低い馬ほど有利と言えます。順位をつけるとこんな感じでしょうか。 |
順位 | 馬名 | 特性 |
1 | アクセル | 大逃げ型以外邪魔にならない。単騎逃げも十分有り得る。 |
2 | デオクレル | 後半馬群の後方と重なる分、アクセルよりやや不利。 |
3 | スピード | 苦労するのはダイゴローくらい。スタートもよく折り合いやすい。 |
4 | ジェーン | ボンバーよりスタートがいいので序盤を捌きやすい。 |
5 | クイーン | スタートがいいので案外好位置で折り合える。 |
6 | ボンバー | セールスポイントに乏しいが、差し馬よりは相手にする頭数が少なくてすむ。 |
7 | ガイアン | 先行型の遅い馬と差し馬、場合によっては自在馬にも包まれる。左右移動が難しいが、スタートに優る分サンダーよりやや有利。 |
8 | サンダー | ガイアン同様もっとも多くの馬を相手にしなければならず、しかもセールスポイントが一番少ない。 |