いちえふ・5月19日土曜版 平成13年5月19日発行 後楽園アミューズメントミュージアム リーディングジョッキー大会

ファイナルハロン専門紙・1F(いちえふ)
第10回後楽園大会直前号
本紙主筆
堀木の
狙 い
◎XIT(仕上がりは万全)
確率で考えるのが予想であるから、◎は確かにXIT騎手に打った。しかし、勝ったらいいと思うのは別の騎手である。 後楽園優勝者には公然とマイクが向けられる。その時、何を発言するか、できるか。そこに賭けてみる価値はあると思う。思うところあれば来られたし。
どうなるどうする後楽園!!
時代の混迷を断ち切るのは誰か

遠田トニービン回避!堀木うまのすけは?波留一番は?梓屋・祥治のジョッキーBros.は?

第10回後楽園大会・予想一覧

騎手→



みち




























梓屋



















XIT
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

しみちょく

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
かぐら
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ASUKA
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
師匠
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
チャンプ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
A1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ふちゅうのオニ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
GYO
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しゅんすけ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
はた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
フレンド
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
梓屋
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
都成野賭徒呂
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本紙・堀木
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
うまのすけ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(TAKUYA)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

本紙の見解

主催者側に対する騎手間の意見の相違による不参加等あり、少々淋しいメンバー構成と予想される。もっとも上位陣は一定のレベルで維持されているし、ASUKA騎手のように上積み十分な「上がり騎手」も虎視眈々と優勝を狙っている。皆、つまらない試合にしないだけの自負・危機感はもっているはずだ。熱戦を期待しよう。
さてその中で中心はといえば、やはり◎XIT か。昨年末より、ジャイアントシリーズ、調布大会、高津大会と自主大会とはいえ負け知らず。FFグランプリでも首位独走中と強さの面では不動の地位を築きつつある。あとは「魅せる勝ち方」さえできれば稀代のスーパースターになれる素材である。マイクパフォーマンス等を含め、今回の走りに注目したい。相手も順当に現状の後楽園上位とみて、○しみちょく、▲かぐら、後は自主調整が不安もモチベーションの高い 注GYOまで。


決勝戦展開予想

決勝戦がいつも通り芝3200mで有力騎手が順当に勝ち上がってくるとすれば、やはりこの距離で圧倒的な強さを誇るGYOアクセルの一人旅か。後はかぐら・しみちょく・ASUKAの差し馬勢を前後に挟んで、形成された馬群の仕掛けのタイミングがポイント。毎度のことながら、ベストパフォーマンスで勝負ポイントを迎えることができるか、運と腕とが問われるところだ。自在馬勝負でも研究を怠らない師匠、正確な騎乗はピカイチのXITが有利だろうが、多頭数だけに枠順によっては意外な伏兵の台頭もあり得る。


堀木うまのすけのお灸攻め

昨今の「ファイナルハロン掲示板」での論争の経緯は、まさに混迷そのもの、といった様相を呈している。過去にも後楽園大会の直前には、「関東vs関西」という図式で舌戦という名のエール交換がしばしば行われてきたが、今回は深刻さの次元が異なる。現在の「後楽園大会」そして「後楽園」自体を否定する意見が出る(そしてそこには十分に納得できる根拠がある)中での出走という事態は、一騎手/一FFファンとしては非常に哀しい。たとい袂を分かとうとも貫くのが信念というものだが、やはりいつも見た顔を見ない大会では、勝ったとしても苦さが残る。

たしかに現状の後楽園でFFに乗るという行為について「屈服した」という見方があったとしても仕方がない、とは思う。しかし後楽園でなければ成立しない「出会い」と「空間」がある以上、そこに背を向けることは筆者には出来ない。卑屈者と罵られようとも、乗る。それだけの肚はくくっている。その上で、もし終わるのであれば、きちんと居ずまいを正して参加して終わりたい。笑って、とはいかないまでも穏やかに別れたい。そう思っていた。だがそれは、もはや難しいことらしい..残念だ。

第10回後楽園大会は◎堀木。単勝一点買いだ。


*文中・敬称略。

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