special week

 


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結構長くなってきているのでページを分けてみました。


 

第四回
express yourself-自己表現とは
 
 

実際に最近のFFFと昔のFFとの大きな相違点として「マイク」があるのではないだろうか。 永きにわたりFFFと関わってきた編集者であるミト記者はこう語っている

「最初の頃は[マイク]というアイテムがあっても持て余していたのは明らかだったのですが、最近は上手になりましたよ。本当に」

もっと突き詰めていくと「マイクでの感想からパフォーマンスに変化した」と言い換えられる。今では音響を考えたりとエンターテイメントを取り入れているが、これをメッカである後楽園で、完全なる物を一般人のテーマ曲(阪神タイガースのキャチャーみたいに誰でも同じ物)を用意しながら、ミスも無くスムーズに実施できればきっと「プロ」と呼ばれる事間違い無しである。残念ながらミラノでは一般人の観客を期待する事は難しい。小林さんのご厚意だけが我々を成長させている。この場を借りて関係者一同、小林さんに厚く御礼申し上げます。

マイクに関しては周囲に合わせて行っているケースもあるだろう。強気のアピールやプロレスチックなアピールだけがアピールではない。例えば、敗者がマイクを向けられても何も言わずに睨み付けるだけで退場しても、周囲は盛り上がるだろうし主催者も次の展開を考えれる。相手に対しての挑発や対抗意識はあくまでも「信頼関係」あってのものなのは言うまでもない。そう考えていくと「マイク」は難しい。ラッシャー木村のように行っても良いし、蝶野みたいなアピールもある。マイクは持たずに勝負の土俵(背中)でしか語らない方法論だって、もちろんありだろう。

もっと考えなければいけないのは後楽園でいつもどおりアピールできるのか?という一点である。主催がいつもと多少違うので自分達の土俵ではないし、多くの観客も来る。発言いかんでは観客は引いてしまうだろうし、盛り上がりもする。実況アナの理解度にしても引き出しを開けれる範囲は決まってくる。世界大会はいろいろな意味で「日常とは違う戦い」になる事を楽しみにしている。自分は見に行くつもりだし、選手として以外なら参加する用意はある。あの会場でなら楽しめそうだ。

だがあの空間でFFFの面々がいつも通りの力を発揮できるだろうか?いつもどおりの仕事が出来るかどうかは誰も自信は無いのかもしれない。いつものアピールをするにも「成りきる」事が不可欠となる。友人とのオフザケ扱いされると観客はたちまちいなくなる。コミカルキャラなら照れる事は許されない。どうどうと恥ずかしさを全く見せる事無く演じきらなくてはいけない。たとえそれがレースを見ている時であっても。まぁ、レースになると人が変わる「こち亀の本多君」も面白いけどね。

それでは関西を支え続けた「LJS」はどうだったのか?マイクアピールは基本的に無かった。どちらかと言うと「主催者主導」でイベントが行われ、ジョッキーは最強を目指していただけの状況が続いていたといっていい。主催者の演出に満足していたのかどうかは解らないが、ジョッキーから目立って不満があったわけではなかった。そんな状態が変化したきっかけは2000年11月の時点での世界チャンピオングランデルフィン(TAKUYA)が作ったものだった。その名のとおり「スペルデルフィン」のマスクを被っての騎乗に、大阪は激震したと言って良い。その影響があったのかどうかは解らないが、「ファイティングサイボーグ」こと橋本渉騎手もタオルを鞭代わりに大回転させたり、岩田組が発足したりと「ゲーム以外」の楽しみ方も広がってきた。ただ個人的に過去目にした最高のアピールは上記の橋本騎手が行った8レース連続(休憩無し)の連勝記録だ。技術、スタミナ、精神力を見せ付けられた思いだった。

他のジョッキーも色々と個性的だが、周囲が期待するから「こんな感じでアピールしようかな」との思いを持っている人もいる事と思う。そんなものは人の心を動かさないので、作り上げたキャラでも個性でも良い、自分で自信、プライドを持てるものを発見して欲しいと思う。それが最高の自己主張だといえるから。

 
第五回 required skillsー求む人材  
 

れからのFFFに対して欲しい人材、欲しいスキルと言うものが存在するならば、どのようなものだろうか?少し考えてみたので、提案として考えてみて欲しい。

1.ファイナルハロンをこよなくする
最低条件といっていいでしょう。

2.イベントに参加する準備がある
どんな形でもいいので参加しないとFFFではない。 音響、照明、実況、騎手、悪徳マネージャー、ウェブ管理、宣伝広告等

3.ゲームではなく、イベントとして捕らえる事が出来る事
これが出来ないと「ただのマニアが楽しみを勝手にやっている」となってしまう。

4.自分の特徴を出そうとする
スキルであったり、気迫であったり、ヒール、ダメ超人、その他色々

5.周囲の行動や言動を気にしない
ある程度は気にしないと話にならないが、聞き入れすぎても個性が無くなる恐れがある。

6.真剣である
でないと色々な意味で失礼でしょ。我々にも、観客にも。

7.イベントに出来るだけ参加する
人によって条件等が異なるが、イベント団体としては参加はなるべくしてもらいたい

8.戦いに参加する
ネットでも実際のイベントでも「戦い」がないと意味が無い。それがFFFなのだから

9.プロ意識を持つ
これだけの条件を満たすものならば、プライドを持つべきだ。こだわりといってもいい

10.スポンサー
実はこれが一番欲しい。実は上記とは別件で欲しい。何らかの形で獲得できれば イベント集団から団体に変化できるし、今後の展望の夢を語れる。 実際問題付くとは思われないが、欲しいものは欲しいのだ。
この部分に関しては賛否両論あるに違いないが、少しでも「プロフェッショナル」を考えるなら無視できない。スポンサーがいて初めて「イベント専門団体」に生まれ変われる。もちろん参加者がそれを望んでいるかどうかなのだが、システム的にはあってもいいと思う。例えばある会社の所属部隊として、各地に営業(興行)を行い、世間に対しての行動を起こしつづける。

かなり勝手に個人の意見を述べてみたものの、こういった意見がでる、事自体がFFFの多様性をあらわしているのではないだろうか?多様に意見が出てそれが抹殺されない、これはアマチュアの最大の良い部分ではある。ここから一歩飛び出すのか現状で満足するのかは誰にも判断つかない。プロになるのはリスクも伴うし、流す汗の量も増える。出来る可能性がありそうなので押しているのであって、望んでいるかどうかは想像にお任せしたい。

 
第六回 イベントやさんとしての意見

栄光のミラノが閉店したが、ミスター小林がフリーになったのは非常に喜ばしい事である。不幸中の幸いと言っていいだろう、東日本最高のマイクアピーラーがフリーになったのだ。
しかも個人的には年代、趣味ともに話が合うので「もっとはやく出会っておきたかった」とありがたい言葉を頂いた。

2人でイベントを行った事はないものの、いつでも2人でイベントを盛り上げる準備はある。その後20世紀最後の大会「後楽園」では期待のホープGYOが世界チャンプになり、満場一致で喜びの祝杯をあげたのだが、彼は今までで一番大変な時期のチャンピオンである事は間違いない。彼はイベントに参加するのではなく「仕掛けていく」 ことを求められるのだ。周囲の大人たちが協力する事はもちろんだが、まだ若い彼には多くの面で一身に背負うものが多い。 前世界王者との比較もあるが、参加できる興行自体が少ない。 全日本プロレスが危機になった時には必ず若い人間が台頭してきた。GYOが世界戦で勝利したのはある意味時代が選んだのだろう。

話は変わるのだが「興行」には理想がある。これは自分で言うのもへんな話だが「西日本と東日本で最高のマイクパフォーマー」2人の共通した意見なので、ジョッキーも参考にして欲しい。

興行は短く、余韻は長く

これが最高の興行である。実際に興行自体は一時間前後が良く、長くてもプラス30分ぐらいがいい。長すぎるとイベントを行うほうも集中力が切れてくるし、周囲の興味も持続しない。
余韻というのは「終わってから各自で遊んでしまう」状態の事を言う。このような状態ではじめて「様々な客層」が集まってくるのだ。それを常に行えると誰もが楽しめるものになるだろうし、ゲームセンターに対しても「対等に話が出来る」のだ 。二人の意見は基本的にゲームセンターに「イベントをして欲しい」と頼むのではなく「イベントを行う事を依頼される」事にある。ジョッキーとは考え方が違うかもしれないが、覚えておいて欲しい。

 


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